原則として女性だけが利用できるようになっている、女性専用車両。
国土交通省では、「男性の乗車に対しては禁止する法的根拠はなく、
男性利用者の協力のもとに成り立っているもの」としています。
男性差別じゃないか、などという反対意見もあるこのシステム。
実際に台湾ではそういった意見によって、3ヶ月で中止になったそうですが
現在でも宗教的な事情によってイスラム諸国で、
またメキシコ、ブラジル、インド、韓国、チェコといった国でも、
女性への配慮を目的として、女性専用車両が運行しているそうです。
それでは女性専用車両に対する外国人の反応をご覧ください。
翻訳元
■ アメリカで白人専用車両があったのと同じじゃないのか。
つまり、分離することで平和が訪れるってことだよ。
もちろんこれは皮肉で言ってるんだけどな。
■ これを支持する人は、女性がより安全に乗車できるって考えてるんだよ。
■ メキシコシティのいくつかの地下鉄でも女性・子供専用車両があったよ。
暑い、ラッシュアワーの時間に街を歩いていて、その理由が分かったけど。
■ 別に俺の国じゃ必要ないな。それよりももっと警察に街を巡回してほしい。
■ 人間はコントール不能の動物って言ってるようなもんだな。
60年台にあった隔離政策と変わらないじゃないか。
■ これはあまりにも馬鹿げてる。冗談で言ってるんだよな?
■ 私ちょうど今日の朝乗ってみたとこ。実際快適だったよ。
■ 注意:日本で女性専用車両が運行してるのはラッシュアワーの時だけです。
■ 日本では痴漢にあった時でも騒ぎになるのを嫌う人が多いからね
(アメリカだと痴漢をした人間は病院送りにさせられるけど)。
だからこれは文化的なものだよ。彼らは分離する方法を選んだんだ。
■ 日本か……変なモノばかりある国だな~。
■ 専用車両が必要なのは不幸なことだとも思うけど、実際アイデアとしてはいいと思う。
■ まあな。電車内で痴漢するって発想自体今までなかったわけだけど。
■ 男性が考えている以上に、頻繁に起ってることなのよ。
ニューヨークに住む友達が何人も被害に遭ってるもん。
■ 外国人旅行者は知らずに乗っちゃって恥ずかしい思いをしそうだな。
■ ほとんどの女性は、ラッシュアワーの時は男性が乗ってても気にしないようだけどね。
とは言っても、前に日本人男性が非難されてる光景をみたことあるけど。
俺もそれを見て、しばらくしてからそっと降りたね。
■ 私が19才の時イタリアにいたんだけど、その時にあれば良かったのにって思った。
■ 日本だけの問題だと考えてる人には考え直してもらいたい。
セクシャルハラスメントは、世界中で起ってる問題だよ。
■ こういった問題がありながら、ちゃんと向き合わない文化は理解できないな。
もし俺が住んでるとこで女性が痴漢に遭ってたら、
周りの人間が痴漢してる男を殴るか警察まで引っ張ってくぞ。
日本の女性も、防犯スプレーとかで抵抗すればいいと思うんだけどどうだろう?
■ うむ、自分で言ってるように君は日本の文化を理解してないようだ。
日本では物事はそういった具合にいかないんだよ。
■ ラッシュアワーの混雑してる車内だと、誰が犯人か分からない時もあるから。
■ でも別に男も乗れなくはないぞ。法律で決まってるわけじゃないから。
単に乗るのは控えて下さいってくらいのもんだよ。
■ 痴漢とか都市伝説かと思ってたんだけどなぁ。
実際にカイロで経験するまでは。しかも俺ぁ男だぞ!
■ それって誰かがサイフを盗み取ろうとしてただけじゃないの?
■ ドバイにもあったな。痴漢対策じゃなくて、宗教的なものかな?
でも日本や香港の場合は、ドアがあってはっきり仕切られてるわけじゃないんだよ。
男性が片側に、女性がもう片側にいて、微妙なスペースその間にあるの……。
■ ブラジルにも特定の時間だけ女性専用車両があるけど、痴漢はほぼまったくない。
もしあったとしても、犯人は乗客や車掌によって罰せられるから。
■ でも女性専用車両があっても、それはそれでまた違う問題が起こりそうだけどね。
■ シブヤに住んでた人間からすると、これは冗談抜きで必要だよ。
ラッシュアワーの乗客率は尋常じゃないから、
女性に不快感を与えないように乗るのは本当に大変なんだ。
■ フーム……日本の文化って名誉と恥によって成り立ってると思ってたのに。
■ 女性専用以外の車両は尋常じゃないくらいむさ苦しくなりそうやな。
■ なんて素敵なアイデアなんだ……。
上手くいくものなのかは分からないしラッシュアワーには非効率っぽいけど、
俺はコンセプトとしてはいいと思う。
■ とにかくも、こういう車両を作らざるを得なかったて言うのは凄く悲しいことだよね。



本当に賛否両論、という感じでした。
外国だと、警察や駅員が出てくるよりも先に、
周囲の乗客によって罰を受けてしまうことも少なくないようです。
- 関連記事
-

↑皆様の応援が、皆様が考えている以上に励みになります。