まぁ対外人との会話は伝わる事を重視してYes or No!?な会話と重要な要素をひたすらに主張する事が大事。
日本国内と違い外人との交渉では特に強調する必要があるし、それが出来ない無能が外務省や政治家になると外人に良いようにカモにされると言う例でもある。
特に反日活動家がそういう空気を利用してる所があるので注意が必要。
「NOを言わない/言えない日本人」じゃなくて「NOを言わなくて済むように会話する日本人」が一番しっくりくる。だから日本人同士での間ならノーを言わなくても意思の疎通がちゃんと成立してきた。
誤訳の有名な話で、昔の日米首脳会談だかのときに、日本の首相が「善処します」と言ったのを通訳が"I'll do my best."と訳してしまい、米国側はそれで期待してたのに結局はその約束が無視される形になったのでブチ切れたって話がある。でも「善処します」って言葉は日本人が聞けば誰もが(最善策を考えてみるけどあんまり期待しないでね)くらいの遠まわしな否定だと理解できる。
日本語には文としては肯定文だけどニュアンスとしては否定っていう表現が他にもたくさんある。外人と会話するときにはなるべくそういう表現は避けないと誤解が生じる。
いやいや、政治家の言う「善処します」は体よくお断りするってことじゃん。はっきりした否定なんだよ。それをI'll do my best.なんて訳したら大分ポジティブで、それこそ辞書通りの意味になっちゃう。自分は「善処します」をニュアンス通りに訳すなら"I will address the issue."くらいの表現じゃないとだめと教わったよ。
address the issue だと、がっつりその問題に取り組むって意味だよ。やんわりお断りの意味にはならないと思うけど。
英語では常にそんなニュアンスなの?
I'll do my best. だったら、I'll try it. と同じで、相手を否定はしないけど約束はできない、あくまでやる気のある姿勢を見せている態度で勘違いはないよね。
I'll do it. だと約束に近くなっちゃうし。
善処します→I'll do my bestの誤訳は業界では超有名な話ですよ。ちょっと説明不足だからうまく通じてないみたいだけど、1970年の日米首脳会談のときに、ニクソン元大統領が繊維輸出に関して日本側に自主規制を求めた際の佐藤元首相の返事が「善処します。」だった。それを通訳がI'll do my bestと訳してしまったために、後にニクソン大統領がだまされたと激怒したって話。
「善処します」は相手が「ああ、無理なんだな」って断りの意味を感じ取ってくれることを期待する日本語特有のやんわりとした拒否の表現だから、I'll do my bestじゃその辺伝わらないことは明らか。
I will address the issue →addressするっていうのは「それを解決しようとする試みを始める」ってニュアンスだからまだいいか。
今の通訳が「善処します。」をどう訳してるかは分からないけど、上記はかなり有名な話だから今はもうこういう場合はこれって具合に訳文が研究されてると思う。
タイの人が書いた本に、書類のリテイク出すときにこちらを気遣ってるのはわかるけど「すごくよかったよ」と良かったところ褒めてくれたあとに「じゃあここ直してもう一回出してくれるかな」と言われると結局駄目なのかと思ったり、褒めてくれてもこのあとダメ出しが来るんじゃないかとその後のちのち警戒するようになっちゃうとかあったしな。