今回は、アメリカにある日本食レストランの経営者に、
日本人以外が多い理由に迫ったワシントン・ポスト紙の記事からです。
さっそくですが、以下が要点になります
(青字の部分だけでも十分かと思います。
要点をさらに絞ると「日本食は儲かるから」あるいは「お金のため」)。
・福建省で生まれ育ったエリック・シュウ氏が米国に渡った時、
アメリカで中国料理はチープな料理と認識されていた。
そのためシュウ氏は、収益性の高い日本食に手を出す事にした。
現在は4店舗を経営するシュウ氏は、その点についてこう語っている。
「アメリカにおいて、中国料理は『安物』なんです。
しかし日本食はそういう問題を抱えていない。
より素晴らしい生活を与えてくれる手段なんです」
・安価な労働力である中国人移民がアメリカに流入した結果、
中国料理は安く食べられる料理となった。
一方で、日本の豊かさと経済的な成功が、
日本食に「最先端で洗練された料理」というイメージを与えた。
・1985年当時、都市部のお店でディナーを食べた場合の平均金額は、
中国料理が24.20ドル、日本料理が31.88ドルだったが、
2013年には中国料理が32.78ドル、日本料理が62.74ドルとなり、
日本料理の平均金額は30年で倍増し、中国料理に比べ30ドルの差が出来た。 (ちなみにフランス料理が日本料理の平均金額を0.29ドル上回りトップですが、
伸び率を見る限り、数年後には日本料理がトップになりそうです)
・11歳のころに中国南部の広州からアメリカへと渡り、
現在はメリーランドで寿司店を営むキン・リー氏はこう話す。
「日本食レストランの方が簡単にお客を呼ぶ事が出来ます。
それに、中国料理より利益率もいいのです」
・アメリカ国内には約2万5000件の日本食レストランがあるが、
オーナーの何パーセントが中国出身なのかを知ることは不可能だ。
日本の農林水産省は、日本人が経営している日本食レストランは、
全体の1割ほどだろうと推定している。
なお、ワシントンD.Cにある33軒の日本食レストランを対象に調査したところ、
中国系アメリカ人と韓国系アメリカ人が経営する店舗はそれぞれ12軒で、
日本人が経営する店舗は6軒だけであった。以上になります。
記事には様々な反応が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。
中国「だから日本は恐ろしい」 良い物は良いと認める日本人の姿勢に中国人が感銘
翻訳元
■■■■■ 程度の低い日本食レストランは大抵オーナーが日本人じゃないね。
個人的には中国系の人が経営する日本食レストランでは食べたくない。
+5■ そうだよ。オーナーは日本人じゃないし、提供されるスシも本物じゃない。
■ 中国人は日本のことが嫌いなくせにお金のためにスシを握るって?
結局のところ、お金がすべてってことか。
+3■ 中国人は日本に対して愛憎半ばだから。
彼らは日本人の知力、革新性、誠実さ、上品さ、民度を愛してる。
そして日本人と同じことが出来ないから逆恨みしてるんだよ。
実際のところ、日本人がいなくちゃ中国人はやっていけない!
彼らにとっては悲しい真実ではあるけどね。
+1■ 私も何年か前にニューヨークのお店を回ってるうちに気がついた。
何軒かは美味しい日本食を提供するお店もあるけど、
だけどあれは本物の日本食とはとてもじゃないけど言えない。
■ 中国系の人たちも多いけど、韓国系の人たちも多いよ!!
■ アメリカ人より中国人の方がビジネスに長けてるって事でしょ。
■ 俺が20年前に中国語を勉強し始めた時に一番衝撃的だった事の1つは、
お気に入りの日本食レストランのスタッフの間で使われてる言語が、
実は日本語じゃなくて中国語だったってことなんだ。
+3■ アメリカで美味しいアジア料理を食べられたらそれは奇跡だ。
特にスシに関しては最大の奇跡と言っていい。
■ カリフォルニア北部のスシ店は経営者が韓国系ばかりですわ。
+2■ イタリアに住んでた頃にとあるスシ屋によく足を運んでたんだけど、
一度シェフに「何でスタッフに日本語で話しかけても無視されるんだい?」
って訊ねたら、「私たちは全員中国人ですよ」って言われたよ。
+2海外「並ぶ価値があった!」 8時間待ちも ミラノ万博日本館が一番人気の大盛況■ 日本人以外が経営する事でスシが安くなるなら俺は大歓迎だけどな!
■ 私の地元の日本食レストランのオーナーは韓国系の人たちが多い。
■ 日本食レストランを経営してるのって日本人じゃなかったのかよ。
■ 前に日本食レストランでスシを頼んだら、ただの生魚を出されわ。
その店にまた行くことは絶対にない。絶対にだ。
■ 中国人は料理が上手いから経営も上手くいってるって事なのでは?
■ 個人的にはネタがある程度新鮮で切り方も適切なら、
経営者が何人なのかはそんな気にしないけどな。
でも俺はサシミの方が好き。
スシはシャリがちゃんとしてない店が多いから。
■ 中国系や韓国系の人たちが自分たちの料理を、
日本食だって偽って提供してることに本当に腹が立つ。
普段はいの一番に日本に対して文句を言ってるんだから、
お金を稼ぎたいからって日本人のふりをするなよ。
自分たちの文化でお金を稼ぐ方法を見つけてくれ。
+4海外「日本を嫌う国は中韓だけ」 アジア各国の対日感情に外国人から様々な声 ■ じゃあフランス料理はフランス人しか、
メキシコ料理はメキシコ人しか、
イタリア料理はイタリア人しか関わっちゃいけないの?
+8■ 味自体はホントお店による。
自分は世界各地の日本人以外が経営するスシ店に行った事があるんだ。
かなりマズイか、かなり美味しいかでハッキリと分かれるよ。
■
ケイジャン料理も韓国系か中国系が経営してる(区別はつかないが)。
どうしてそうなったのか知りたい。
90年代から始まって、今でもたまにそういう店があるんだよ。
■ 別に中国系の人たちが日本食レストランを経営してもよくない?
■ 本当に残念な話だ。
ちゃんとしてる所なら中国料理も美味しいのに。
でも安くなりすぎて客はありがたみを感じないのかもな。
+1■ そして日本&中国料理レストランのコックはメキシコ人が多い。
+4■ 中国系の人が経営するお店は中国から加工食品を輸入してる。
定期的に通うことはオススメ出来ない。
+3■ ちゃんとしたお店の物でも中国料理は微妙。
私は本物の日本食が好き。
スシ、サシミ、ウナジュウ、ギョウザ、素敵なベントウボックス。
+4海外「日本にいるだけで勝ち組だ」 世界的シェフが日本を世界一の美食国家に認定 ■ 個人的な経験から言って、記事に書かれてる事は残念ながら事実だ。
■ 単純に疑問なんだけど、何で経営者が中国人だと「残念」なの?
+2 ■ ベルリンのスシ屋はベトナム人が経営してる事が多いよ。
ベトナム人が東ドイツに多い理由は複雑なんだけどね。
ベトナムの共産党が単純労働をさせるために、
国民を東ドイツに移住させたケースが少なくないんだ。
■ 私はオーナーが日本人かそうじゃないかすぐに見分けられるよ。
ちなみに中国系より韓国系のお店の方が本場の日本の味に近いかな。
まぁ、中国料理にしたって本場の人が作るのが一番だよね。
+5■ 興味深い記事だった。
でも皮肉なことにスシのお店が一般的になりすぎちゃって、
どこでも食べられるような料理になっちゃったんだよ。
逆に中国料理のお店は「プレミア」になれる可能性を秘めてる。
■ 高まる需要に供給(日本人)が追いついてないんだな。
少なくとも、海外のレストランで働きたい日本人は足りてない。
■ 日本人は自国の良さを知ってるからあまり海外に出ないもん……。
海外「母国よりも居心地がいい」 日本で暮らした事で生まれ変わった外国人が続出■ 韓国系の人が仮面を被ってるケースの方が多いけどね。
でも「本物」かどうか疑うのはかなり差別的だからよした方がいい。
■ 日本人はアメリカに移住したがらないもんなぁ。
俺たちはこっちにある物で満足するしかないだろ。
大都市圏に住んでれば本物を食べられるけど。
+1■ 質の高いスシが食べたいなら日本人の知り合いに連れていってもらうといいよ。
それか、いつもどこで食べてるのか訊けばいい。
そうすれば失敗することはないから。
+2
「◯◯料理は◯◯人しか関わっちゃいけないの?」という反論がありましたが、
外国の料理のお店を経営されている日本人シェフは、
その国の料理を愛し、現地まで行って何年も修行を重ねて、
その上で日本でお店を開いている方が多いですよね。
逆に外国に渡った日本人が、ただお金のために、現地で修行もせず、
「本場」だと思わせぶりな形で日本食以外のお店を経営するケースは、
恐らくですが非常に稀なんじゃないかと思うんです。
そこに敬意があるかどうかで、全然違うのではないでしょうか。
- 関連記事
-

↑皆様の応援が、皆様が考えている以上に励みになります。