アメリカの著名なシェフ兼作家であるアンソニー・ボーディン氏が今月8日、
滞在先のフランスのホテルで亡くなっているのが発見されました。
現在までのところ、自ら命を絶った可能性が高いとされています。
今回ご紹介する動画は、今年の3月に撮影されたインタビュー動画で、
日本、特に東京がいかに素晴らしい場所であるのかが、
ボーディン氏の口から以下のように語られています。
「世界で最高の場所を1つ挙げるとすれば、東京だろう。
何故なら、『経験の密度』が世界最高だからだ。
例えば新宿のホテルに泊まればその周辺から離れる必要はない。
人生で最も素晴らしく、度肝を抜かれるような、
様々な事が起こる時間を1つの空間で送れてしまう。
奇妙で、ワンダフルで、舌を喜ばせてくれて、
他にはない豊かな満足感が得られるんだ。
狭いエリアの中だけでも、毎分新しいことを目にして学ぶ事ができる。
食事をするにしても観光をするにしても、最高の場所だよ。
キャラクターグッズなどが手に入るエリアも十分楽しめるだろうが、
ロボットレストランには絶対に行かなくてはいけない。
食事のためと言うよりも、経験のために行くべきだ。
ローソンも外せない。最高のタマゴサラダサンドを手に入れられるからね。
保温ショーケースの中のフライドチキンなども実に素晴らしい。
そして新宿のゴールデン街にある居酒屋も忘れてはいけない。
デパートの食品売り場は見ているだけで面白いよ。
温泉と旅館もだね。絶対に行くべきだ。
宿泊料は高いが、それでも一晩は過ごした方がいい。
特に露天風呂は忘れずに体験することをお勧めするよ。
ただぶらぶらするだけで楽しい場所なんだ。
例え地元の人たちとコミュニケーションが取れないとしても、
歩き回るだけで地球上で最も深い満足感が得られるだろう。
今まで見た事がなかったような物事に出会えるからね。
町歩きに没頭するようなことにはならないだろうが、
それでも本物の、これ以上ないくらいの冒険が出来るんだ。
僕はあの街に、永続的に魅了されてしまったんだよ。
何度も何度も繰り返し東京を訪れているけど、
それでも、行くたびにワクワクしてしまうんだ」以上になります。
日本と日本食をこよなく愛した世界的シェフの言葉に、
外国人から賛同の声が多数寄せられていました。
海外「東京のお店は本場を超えてる」 CNN『なぜ東京は世界の食の都なのか』