今回は、日本社会の特異性について触れた、
「なぜなら日本はポピュリズムというウイルスに罹ることがないからだ」、
と言うタイトルのイタリア紙の記事からです。
早速ですが以下が要点になります。
「日本は、先進国の中で初めてバブル経済、高齢社会、
そしてデフレを経験した国である。それらは90年代初頭に顕在化した。
状況を好転させるためにアベノミクスを含む様々な政策を打ち出したが、
依然として諸問題は解決していない。
しかし、日出ずる国が他の先進国と本質的に異なっている点は、
ポピュリズムというウイルスに罹ることがないということだ。
諸問題があるのにもかかわらず、社会的格差は少なく、
経済の停滞もさほど大きな問題というわけではない。
そのため、日本の政治の中心である東京では、
ドナルド・トランプ現象のようなものは起きないのだ。
当然ドイツ、ハンガリー、スウェーデンなどで起きているような、
政治家による職権の乱用も日本では起きていない。
野村総合研究所によると、日本は過去25年のあいだに、
1500億ドルの富を失ったとされている。
さらに2011年にはツナミの被害に遭い、原発の問題を抱えた。
それにもかかわらず、日本社会は安定している。
そういったことは、欧米では見られないことである」以上です。
寄せられたコメントの多くは、「日本が安定している理由」についてでした。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。
海外「日本は完全に特殊な国」 外国人が語る日本人のモラルの高さ